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感想メモ:月収1850万円を稼いだ勉強法

月収1850万円を稼いだ勉強法
月収1850万円を稼いだ勉強法
  • 著者: 大坪勇二
  • 発売元: 祥伝社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2010/12/01

★★★★☆

手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術
の続編。今度は著者大坪氏の勉強法の紹介。

気付いてみればそんな自己投資に累計1500万円以上投入し、
この10年間で2800冊の本を読み、
300件以上のセミナーに参加しました。

という経験のエッセンスを知ることができるとは、
ありがたいことです。

ベースは、以下の3つのステップから成っている。

まず、「ひとりで学ぶ」
次が「師匠につく」
最後が「勉強会を活用する」

特に興味を持ったのが「ひとりで学ぶ」だった。
自分がまだその段階だということかしら?
ともあれ、そこにフォーカスして紹介していく。

まずは、他の本でも出てくることだが、
「ひとり会議」の重要性。

1週間のうち、ほんの数時間、
携帯電話の電源を切り、完璧に一人になって
考えることに没頭するのです。

この「ほんの数時間」を取ることは、
強く決意しないとなかなかできない。
だからこそ、この習慣は本当に大事だと実感する。
それは、「重要だが緊急ではない」、「7つの習慣」で言う
いわゆる「第2領域」のタスクの実行に関わるからだ。

この「考える時間」をきちんと取って、強く「やる」と決意しないと、
重要なことであっても、緊急ではないが故に
ズルズルと先延ばしされなかなか進まない。
このことは、誰しも心当たりがあるのではなかろうか。

そのひとり会議でやることは以下の通り。

  1. 普段思いついたアイディアを書きためたメモやアイディア帳を読み返し、
    それを整理して別の大学ノートに転記する「ダブルノート発想法」
  2. スケジュール帳を読み返しながら、過去一週間の行動を反芻し、
    目標を達成する上で必要な行動を書き出す「イベント復習法」
  3. 自分が抱えている課題に関連した本を読んで実行するための
    「お題」を抜き出す「お題リーディング」

どれも完全にマネする必要はないが、
・アイデアを書きため、見返す
・過去の出来事を振り返る
・課題解決のヒントを探す
というエッセンスはぜひ取り入れたい。

「師匠につく」「勉強会を活用する」の部分も
おもしろかったのだが、長くなるのであとは読んでのお楽しみ。

それでは「あなたを成功に導くための出会い」をどうやって引き寄せるか。
そのカギは、「勉強」だったのです。正確に言えば、
「情報を吸収して編集加工し、それを言語化して発信する」
という一連の流れ全体を指しますので、「勉強」という一言では表現できません。

私、結構長いことやってるなぁ。
出会い、そろそろあるのかしら?

ここに書かなかったことを含め、色々と参考になった。
オススメ度は★4つです。ためになる良い本でした。
ありがとうございます!

月収1850万円を稼いだ勉強法
月収1850万円を稼いだ勉強法
  • 著者: 大坪勇二
  • 発売元: 祥伝社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2010/12/01

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感想メモ:ワクワク系で10倍幸せに仕事をする

ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: ヴォイス
  • 発売日: 2001/11

★★★★☆

ビジネスはなぜか戦争になぞらえた用語が多く使われる。
戦略だったり、戦術だったり。
しかし著者は、ビジネスは、誰かと戦ったりするものではなく、
「自分を表現する」舞台なのだと説く。

ビジネスとは、
自分の内から湧きあがってくる何かを
表現したものであることが大切なのだ。

人々はワクワクすることを求めている。
そしてそれを目に見えるものとして気付かせてあげる、
というスタンス。これがワクワク系の目指す所。

彼らはただ「毎日をワクワク生きよう」としているのだ。
「昨日より今日、今日より明日を、少し素敵な日にしよう」としているのだ。
「普通の人たち」だが、「人生をポジティブに生きよう」としているのだ。

自分が何かを表現したいと思うためには、
表現するもの、そして表現したいという動機を
持っていることが前提となる。
そしてそれを、きちんとビジネスとして成立するような
しくみにしていくのだ。

ミッション→コンセプト→しくみ→かたち
というプロセスだ。
この一連の流れは市場創造のステップでもある。

自分はこれを世に伝えるんだ、
という思いを持っているからこそ、
苦労を苦労とも思わず進んで行ける。
だからこそ、人より秀でることができる。

そういった仕事のやり方を、この本では提唱している。
オススメ度は★4つです。共感しました。
小阪裕司氏による、近いテーマを扱った本として、
天職の作法「ありがとう」と言われる商いもオススメです。

ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: ヴォイス
  • 発売日: 2001/11

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感想メモ:自分らしく稼ぐ。

自分らしく稼ぐ。
自分らしく稼ぐ。
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/03/14

★★★★☆

私たちのビジネススタイルにおける「成功」の定義、それは、
「仕事を通じてよりよく生き、価値ある人生を刻むこと」である…
このビジネススタイルにおける「価値」、それは、
「自分ができることをすることで、それが誰かの役に立つ」
ということです。

こういうビジネススタイルもあるんだよ、
ということが紹介されている本。

小阪氏の他の本でも紹介されている
ワクワク系マーケティングと重なるわけだが、
メッセージとして非常に共感できるものがある。

このスタイルで経営する人の八つの習慣
  1. 満足主義でビジネスをする
  2. 無駄に見えることをする
  3. テクニックは追わない
  4. 長期的視野でビジネスを見る
  5. 「カッコいい」か「カッコよくない」か、で考える
  6. 競争しない
  7. 十分に稼ぐ
  8. マスターである

四つの原則

  • 第一原則 絆をつくる
  • 第二原則 世界を売る
  • 第三原則 伝道する
  • 第四原則 コミュニティを育む

このあたりが何を言っているかについては、
この本や、他のワクワク系マーケティングの本を
参照するとよいでしょう。

このスタイルの目指す所は、
以下のような顧客との関係性なのだ。

あなたの絆のあるもの、
あなたが信念を持ってお客さんに
「こんな素敵な世界がある」と
教えてあげたいものを見つけたら、
それを自分のところに集めて、
うまく編集して、お客さんの目に見えたり、
五感で感じられるように表現する

確かに、自分にも人に教えてあげたい世界がある。
少しずつやっていこうかな。

最近なぜか生き方についての本を読むことが多く、
この本もまた、考えさせられる本だった。

一度しかない人生なのだから、
Steve Jobsも言っているように、
毎日「自分はこれをやるんだ」と迷い無く
確信を持った状態でいたいものだ。
オススメ度は★4つです。

自分らしく稼ぐ。
自分らしく稼ぐ。
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/03/14

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感想メモ:毎日お客が来たくなるマーケティング実践術

毎日お客が来たくなるマーケティング実践術―ワクワク系の店づくり
毎日お客が来たくなるマーケティング実践術―ワクワク系の店づくり
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: かんき出版
  • 発売日: 2000/01

★★★★☆

ワクワク系マーケティング実践会の、
小阪裕司氏の初期の著作。

しかしこの本は、ワクワク系とは?というところから
概要がまとめられているので、全体像をつかみやすい。
最近は、この本の一部分について詳しく述べているものが多い。

最近では、表現が変わっている部分もあるが、
根本的な部分はそれほど大きく変わっていない。
なので、小阪氏の著作の中では、はじめに読むと良い本。

「ワクワクしたいという人の根源的な欲求をカギとした
商売繁盛のしくみを築くことができますよ」
ということだ。
3つのゴールデンルール
1.顧客がそうとは気づかなかった必要や願望を満たせ!
2.顧客を信者化せよ!
3.顧客の生涯消費シェアを高めよ!
心理と行動のプロセス
入店→滞留・回遊→注目→発見→決意→体験→満足→来店→(戻る)

顧客自身が自覚していない、
ワクワクするものごとを提供する。
それによって、値引きに頼らない、
それでいて集客力のあるビジネスの可能性。
とてもおもしろいと思うんですよね。


ワクワク系って?と興味を持った人は、
まず読んでみるとよいでしょう。
オススメ度は★4つです。

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感想メモ:アジアの子どもたちに学ぶ30のお話

アジアの子どもたちに学ぶ30のお話
アジアの子どもたちに学ぶ30のお話
  • 著者: 池間哲郎
  • 発売元: リサージュ出版
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2008/10/10

★★★★☆

フィリピンのゴミ捨て場に暮らす少女は、
「私の夢は大人になるまで生きることです」
と語りました。カンボジアの少年は
「一回で良いから、お腹いっぱいご飯を食べてみたい」
と言いました。モンゴルの少年は
「僕が一番ほしいのはお母さんてます。
一度でよいからお母さんに抱かれてみたい」
と泣いていました。

風邪であっけなく失われてまう命。
マイナス30度の寒さをしのぐため、
汚水だらけのマンホールの中で暮らす子供たち。
ゴミ捨て場で傷だらけになりながら働く3歳の子供。

明日命を失うという心配をすることもなく
生きていける環境にあるということは、
日頃意識に上ることもない。

そんなときこそ、この本を読むといい。
生きてるだけでありがたい。
そう思い出させてくれる。

私が最も訴えたいのは、
「真剣に生きよう!」
という事です。

「真剣に生きる」
というフレーズが強く心に残った本でした。
オススメ度は★4つです。

アジアの子どもたちに学ぶ30のお話
アジアの子どもたちに学ぶ30のお話
  • 著者: 池間哲郎
  • 発売元: リサージュ出版
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2008/10/10

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感想メモ:パンツを脱ぐ勇気

パンツを脱ぐ勇気
パンツを脱ぐ勇気
  • 著者: 児玉教仁
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2011/07/23

★★★★☆

熱い熱いハーバード留学記

何かに、全身全霊をかけて燃えるように取り組む。
という体験は、人生においてそれほど多くない。
もしそういう体験から遠ざかっているなぁ、
と思うのであれば、この本はオススメだ。

内容は、著者のハーバードMBA在学時代のエピソード。
ハーバードMBAというと、お金持ちのエリートが、
ビジネスについてスマートに議論している、
というような印象がある。

しかし著者のハーバード体験記は、もっと熱く、泥臭い
もちろん勉強に明け暮れる日常ではなく、
そういう部分を取り出しているからなのだろうが、
それでもすごい。

そして、文章はかなり濃い。
が、その文章も、熱気を引き立たせる、
良い味付けになっている印象だ。

ハーバードの学生を日本へ案内する
「ジャパントリップ」の内容や、
料理の素人なのに、バッファローウイングの
調理コンテストに挑戦する所など、
よくやるなぁ、と感心させられる。

この熱さ、私が連想したのは、
裸でも生きるの山口絵里子さんだった。
情熱というかなんというか。
なんなんでしょうか。

真剣に生きる、ということについて
考えさせられ、刺激を受ける一冊だった。
オススメ度は★4つです。良い本でした。

パンツを脱ぐ勇気
パンツを脱ぐ勇気
  • 著者: 児玉教仁
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2011/07/23

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感想メモ:ユダヤ人大富豪の教え〈2〉

ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)
ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)
  • 著者: 本田 健
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 680
  • 発売日: 2006/06

★★★★☆

「お金との関わり方」
なかなか日頃、あらたまって考えたりは
しないトピックだ。

この本では、
自分のお金との関わり方が、
家族、特に自分の親のお金との関わり方に
大きな影響を受けている

ということを教えてくれる。

自分がお金に対してどういう意味付けをしているかは、
こういう機会に考えてみない限り、
なかなか意識できないものだ。
そして、自分がいかに親の影響を受けているのかも。

人は、自分の両親に小さい頃から
多大な影響を受けている。
そして、知らないうちに、それを
自分の性格の一部にしてしまっている。
その中で、今の自分にふさわしいもの、
そうでないものを見極めて整理しないと、
知らないうちに親と同じようになるか、
あるいは、全く正反対の人生を生きることになる。
何かを任せるときには、いちばんそれを
楽しんでやれる人を見つければいいのだ。
任せる人を選ぶのが九割の仕事で、あとは、
何をどのように任せるのかを考えればいい。
お客が新しいお客を連れてくるようにすればいいのだ。
多くの人を巻き込んだビジネスは、安定する。
ビジネスにおける感謝や感動は、
成功させるためのガソリンみたいなものだ。
嫌いな仕事をやると、
お金と自分の生命エネルギーがつながってしまう。
このリンクを切らなければ、金持ちになることも、
お金と心穏やかにつきあうこともできない。

ビジネスがうまく行く条件として、
以下の6つがあげられている。

  • 人を喜ばせること
  • 多くの人を巻き込むこと
  • お金の流れを生むこと
  • かかわる全員がハッピーになるような
    仕組みをつくること
  • リピートできる可能性を持つこと
  • 感動、感謝、癒しが起きること

ちなみに、本作は名前の通り
「ユダヤ人大富豪の教え」の続編。
元は「スイス人銀行家の教え」
というタイトルだったが、
文庫化にあたり、わかりやすいよう
題名を変更したようだ。

なるほど、と思わされる言葉がたくさん見つかる
良い本でした。オススメ度は★4つです。

ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)
ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)
  • 著者: 本田 健
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 680
  • 発売日: 2006/06

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感想メモ:お客さまの「特別」になる方法

お客さまの「特別」になる方法  「リレーションシップ・キャピタル」の時代 (角川oneテーマ21)
お客さまの「特別」になる方法 「リレーションシップ・キャピタル」の時代 (角川oneテーマ21)
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 760
  • 発売日: 2010/11/10

★★★★☆

「この店から買いたい」

お客さまからそう思われることができれば、

  • 価格がネットや量販店よりも高くても、
    指名買いされるようになる
  • 値引きもされにくくなる
  • 反応率も高まり、クレームも減る

いいことづくめだ。
しかしそんなことが可能なのだろうか?

答えはYes。
その秘訣は、お客さまとの絆づくりにより、
お客さまの「特別な店」になること。

あなたも、客として、ひいきにしている
お店はあるのでは?
そこでは、多少高くても買ったり
するのではないだろうか?

この本は、
絆づくりとはどういうことか、
そして
そのためにはどうすればいいかを
教えてくれる。

著者は、このサイトでも度々紹介している、
ワクワク系マーケティング実践会の小阪裕司氏。

第一のハードルが
「買いたいか、買いたくないか」
第二のハードルが
「買えるか、買えないか」
この二つのハードルを越えれば人は
買うことになる。
「店舗に対する情緒と満足は、
愛顧意図へとつながる。
しかし、コミットメントに至るのは、
情緒に限られる」

もちろん満足は必要なのだが、
それだけで絆ができるわけではない。
「特別」になるには、情緒が必要なのだ。

こういう視点で見ると、
その辺にある普通のお店にだって、
まだまだやれることがあるのだなと
思えてくる。おもしろい!
オススメ度は★4つです。

キーワード:
絆づくり、情緒、コミットメント、

お客さまの「特別」になる方法  「リレーションシップ・キャピタル」の時代 (角川oneテーマ21)
お客さまの「特別」になる方法 「リレーションシップ・キャピタル」の時代 (角川oneテーマ21)
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 760
  • 発売日: 2010/11/10

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感想メモ:宇宙を味方にする方程式

宇宙を味方にする方程式
宇宙を味方にする方程式
  • 著者: 小林 正観
  • 発売元: 致知出版社
  • 発売日: 2011/09/16

★★★★☆

一見関係が無さそうなことだけど、
調べてみたらそうなっていた。
例えば、お金持ちの家のトイレは
必ずフタが閉まっていた。

そんなお話がいっぱい
紹介されている。

根拠はないのだけど、直感的に
正しいことが書かれている気がする。

きっとそうだろうな、と特に思ったのは
以下の部分。

すごく楽しくて理想的な育て方・育ち方というのは、
親が楽しそうに勝手に前を歩いていって、
その背中を子供が追っかけていくという形なんです。
子供に対して「早く早く」と強いないで、
ボーッとしているところを認めてあげる。
ボーッとして何もしない時間が多いほど、
伸び伸びとすこやかに育つ可能性がある。
そのための重要なポイントは、
親もみずからボーッとしている時間を持つこと。

こういったことを読んで、
「なら、やってみようか。
 減るもんじゃなし」
と思える人には、オススメ。
斎藤一人氏の本が好きな人も、
いいんじゃないかな。

世の中根拠があって、やる前から結果が
読めることなんてそうあるものじゃない。
ならば、大事なのは試してみること。

軽いノリで試してみる、
そんな行動力が大事なんじゃないかな、
などと感じていたりする今日この頃。
オススメ度は★4つです。

宇宙を味方にする方程式
宇宙を味方にする方程式
  • 著者: 小林 正観
  • 発売元: 致知出版社
  • 発売日: 2011/09/16

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感想メモ:「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力

「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力
「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力
  • 著者: キャロル S.ドゥエック
  • 発売元: 草思社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2008/10/27

★★★★☆

マインドセットとは、
「考え方の基準」
というような意味。

何を重要だと考えるか、
周りからのメッセージを
どう解釈するかを決める判断基準、
という感じ。

日頃自分がどういうマインドセットを
持っているかという意識はしないが、
日常考えていることが自分を形作るのだから、
マインドセットが人生を決める
といってもいいぐらい重要なものだ。

この本ではマインドセットを
ざっくり2つに分類している。

・こちこちマインドセット
内なる声は自分や他人の品定めばかり
するようになる。

・しなやかマインドセット
この体験から何を学びとることができるか。
どうすれば自分を向上させることができるか。

しかし子供は、ともすると
こちこちマインドセットに
なってしまいやすい。

自分は価値のある人間だ、
人から愛される人間だー
そう思えるのでなければ、
子どもは生きてゆけない。
だから、そのことに確信が持てない子どもは、
それを得るための短絡ルートを示してくれる、
こちこちマインドセットに頼るようになる。

ならば、
子供にしなやかマインドセットに育ってもらうには、
どうしたらいい
のだろう?

ポイントは、ほめ方にあるらしい。

この調査は知能検査の問題を用いて行っているので、
能力をほめると生徒の知能が下がり、
努力をほめると生徒の知能が上がった
ことになる。
頭の良さをほめると、
学習意欲が損なわれ、
ひいては成績も低下したのである。

つまり、
ほめるときは、子ども自身の特性をではなく、
努力して成しとげたことをほめるとよい

ということ。

自分のためになるのはもちろんだが、
すべての親、教師など子供に教える
機会を持つ人は、読んでみるときっと発見があるはず。
オススメ度は★4つです。いい本でした。

ほめ方については、
報酬主義をこえて
野口晴哉氏の叱り方褒め方 (1970年) (潜在意識教育シリーズ)がオススメです。

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